平成30年9月に大分空港で胴体着陸事案を発生させた個人操縦士が、当該飛行を含め、航空身体検査証明有効期間、及び特定操縦技能審査の操縦等可能期間を超過した状態での飛行を幾度も行っていた事実が航空局より報告されました。
さらに、当事者は「特定操縦技能審査制度」に基づく同審査員資格を有しており、操縦士の航空法令の重要性、安全飛行の維持向上の為の知識及び技能を審査する指導的立場にありました。
航空局からは当事態を踏まえ、以下3点の注意喚起、周知の旨、文書を受理致しました。
・資格等の有効期間の確認、期限管理の徹底と航空法令遵守・安全優先の意識徹底
・特定技能審査員資格を有する操縦士は、その制度に関する航空法令遵守・安全優先
意識徹底と審査時には受審者の航空法令遵守・安全確保に関する知識確認徹底
・航空法令違反時、またそのおそれがあることを知り得た際の航空局への報告の徹底
詳細は以下をご確認ください。
航空局からの受信文書およびプレスリリース
航空機の飛行安全を最終的に堅持するのは私たち操縦士であり、それぞれの方が所属されている団体であるともいえるのではないでしょうか。
操縦士である皆様におかれましては、まずは飛行前における保有資格の有効性の確認を徹底していただき、今後も法令遵守と更なる安全優先の意識を高めて下さい。
JAPAは将来ビジョンである『安全で誰からも信頼され、愛される航空を実現する』ために皆様への安全対策紹介や安全啓発活動の推進に今後も積極的に取組んで参ります。
会長 井上 伸一