【相談内容】
パイロットを目指している息子(高校生)がおります。
息子が3歳の時に小児ネフローゼ症候群になったことがあります。
小学校在学中に既に完治はしておりますが、今後、航空身体検査を受ける際に、既往歴の欄に記入の必要性はありますか?
また、過去に小児ネフローゼ症候群になった子供はパイロット不適合となるのでしょうか?
ご回答よろしくお願い致します。
【回答】
小児ネフローゼ症候群はすでに完治されているということですが、航空身体検査、又は操縦練習許可
(操縦訓練を行う場合に必要な許可書)を申請する際には、出生後にかかったすべての病気や指摘さ
れた異常を記入する必要があります。
従いまして、たとえ現在完治されていたとしても、航空身体検査証明自己申告確認書又は航空機操縦
練習許可自己申告確認書、および航空身体検査証明申請書又は航空機操縦練習許可申請書の所定の欄
に、既往歴として記入してください。現在、ネフローゼ症候群の治療の必要がなく、腎機能に問題が
ないという指定航空身体検査医の診断があれば適合となります。
つまり過去に小児ネフローゼ症候群にかかったことがあっても、それを理由に不適合となることはあ
りませんのでご安心ください。