【相談内容】
深視力検査は初回検査時や屈折率が変わった時に皆受けると思うのですが、
マニュアル上で不同視である者は毎回受ける義務はあるでしょうか
【回答】
第1種航空身体検査において、不同視を呈するものは不適合になります。
(第2種航空身体検査においては不同視は条件に入っていませんが、初回の航空身体検査時に確認する必要があります。)
第1種航空身体検査において不同視により不適合状態の疑いがある場合、眼科医の診断により深視力が正常であると判断される場合は適合となります。
具体的な深視力検査(二杆法又は三杆法)の正常範囲は、次のとおりです。
二杆法の場合は、5回平均値が30mm 以内のもの
三杆法の場合は、5回平均値が20mm 以内のもの
従いまして、第1種航空身体検査において不同視と診断された方は、毎回の航空身体検査時に眼科医による深視力の検査が必要となります。
つまり、不同視の方は航空身体検査不適合となるものの、毎回の深視力検査により救済されるとお考えいただけると良いかと思われます。